ハリマ化成の技術や製品を
海外の顧客の
お困りごとに合わせて展開
プラズミン・テクノロジー出向
R&D Manager
佐藤 博茂
Interview 社員インタビュー
Profile
2012年、ハリマ化成に入社。製紙用薬品開発室で紙力増強剤の開発を5年間担当する。2017年3月からアメリカのプラズミン・テクノロジーに出向し、Technical specialistとして技術営業に従事。出向6年目の2022年6月からはR&D Managerに。毎日5時に起床し、トライアスロンのトレーニングを1~2時間行っている。
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成長につながったエピソード
「間違えてもいいんだ」
顧客先に技術で貢献する
「つなぎ役」に学生時代から海外で働くことに興味を持っていました。ハリマ化成に入社して6年目、担当していたアメリカ向けの製品の開発のめどが立ち、販売開始を見据えて現地に出向することに。プラズミン・テクノロジーでは技術営業として、お客様を相手に商談をするだけでなく、製品を商業化するために開発や製造の現場をサポートしたり、トラブルを解決するためにハリマ化成と技術交流したり、パートナー企業とコミュニケーションを取ったりと「つなぎ役」の役割を果たしました。
赴任する前に英語を必死に勉強し、TOEICの点数を800点まで上げたものの、現地に来てみれば全くしゃべれず、聞き取れず、もどかしさや苛立ちを感じました。しかし、1年ほど経って「相手とコミュニケーションが取れていれば間違えても大丈夫。完璧な英語を話せなくてもいいんだ」と気付いた時に、最初の壁を越えた感覚がありました。 -
仕事にやりがいを感じた瞬間
期待以上の成果を出し
口コミで評判が広がった自分が開発した製品を製造し、お客様先でテストをして先方の期待以上の成果を出し、採用していただいたことですね。具体的には、紙を破れにくくする紙力増強剤を提案し、製品の品質を上げることができました。紙の強度が上がることで、生産効率の向上や他の薬剤の節約などにも貢献でき、数億円のコスト削減を実現することができたのです。お客様も喜び、「プラズミン・テクノロジーの製品しか使わないよ」とまで言ってくれました。この製品は業界内に評判が広がり、今でも新規のお客様からお声掛けをいただいています。
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現在チャレンジしていること
若手世代が会社を変えていける
土台や風土を作りたい現在はR&Dのマネージャーとして、製品の商業化を目指し開発や製造現場をサポートしています。マネージャーといっても、皆さんが仕事をしやすいようにサポートするのが一番の役割。人材採用や業績評価、財務や会計など慣れない業務も多いですが、疑問があればわかる人を見つけてどんどん質問するようにしています。どういうふうに会社が回っているかが間近で見られるのでとても勉強になります。
また、将来を担う若い世代が仕事をしやすいよう、意見やアイデアを出しやすい雰囲気を作り、彼ら自身が会社のシステムを変えていく風土を作りたいと考えています。実際に若手が主導して、バーコードによる在庫管理システムを導入した時、他の部署やマネージャーに同意を得ることで彼らを応援しました。
今後はマネージャーとして必要なスキルを身につけるためMBAを受けてみたいと思っています。海外の別の国で仕事をすることにも興味があります。また、一つの製品群に対して開発、製造、営業、購買などをつなぎ、製品の成長を全方位でサポートするプロダクトマネージャーも目指したいです。
Schedule
1日のスケジュール
6:30~7:00
出社。
コーヒーを淹れてからメールチェックをして、今日一日やることに優先順位をつけ、リストアップします。
8:00
ラボに足を運んで開発メンバーの様子を確認。今日の業務内容や進捗報告、今後のスケジュールの確認をして進捗をサポートします。
9:00
お客様や社内の製造、営業部門、マネージャー陣との会議。プロジェクトの進捗管理など行いながら必要であれば他チームをサポートし、こちらがサポートを必要とする場合は他部署に掛け合ってプロジェクト進行のサポートをお願いする。
11:00~12:00
昼食は自宅に帰って食べたり、近場のファーストフードを買って食べたり。家にはいつもご飯が冷凍してあります。
12:00
製造データの解析やマーケティング、報告書作成、起案や人事、ラボ管理業務などの内職がメイン。
16:00
退社。日本との会議がある場合は17〜21時にオンライン会議に参加する。
21:00
就寝。