Entry

Close

menu

Close

Scroll
社員の集合写真

Crosstalk 若手研究員座談会

若手研究員座談会

専門分野や想いを、
会社の知見と組み合わせ
天然資源の可能性を追求する

  • 宮崎匠
    宮崎 匠 研究開発センター
    樹脂・化成品開発室

    2019年入社。新規開発チームで離型剤の開発を行っている。

  • 奥村明日華
    奥村 明日華 研究開発センター
    製紙用薬品開発室

    2019年入社。開発1チームで紙力増強剤の開発や、新規用途探索に携わる。

  • 中田壮人
    中田 壮人 研究開発センター
    電子材料開発室

    2019年入社。自動車やPCなどの基盤と電子部品を接合するペースト状のはんだを開発。

  • 中村涼
    中村 涼 研究開発カンパニー
    プロセス開発部

    2019年入社。自然の恵みを応用利用した基盤技術の研究に携わる。

ハリマ化成の入社4年目の
若手社員4名が、
入社のきっかけや仕事に対する想い、
やりがいを語ります。
  • Topic 01

    ハリマ化成に入社を
    決めたのはなぜですか?

    • 宮崎匠
      宮崎

      天然資源を活用して研究開発を行っているところが魅力だったな。子どもの頃から環境問題に興味があり、現代のものづくりが石油由来の原料に依存していることに違和感を持っていたよ。

    • 奥村明日華
      奥村

      私も、環境問題には関心があったよ。大学では土壌学を専攻し、土が環境の中で果たす役割について研究したから、就活の時も環境問題の解決に貢献できる仕事をしたいと思っていたな。あと、ハリマ化成は産休や育休の制度が整っていて、ライフステージが変わっても働き続けられるなと思ったよ。

    • 中村涼
      中村

      私たちは子どもの頃から温暖化や砂漠化の話題をよく耳にしたし、最近でも台風などの災害が多いしね。私も大学で未利用バイオマスを研究していたから、ハリマ化成が天然資源を使って分野横断的な研究をしているところに興味を持ったな。入社10年目くらいまで会社の手厚い補助があって、住宅手当などで若手社員をサポートしてくれるのも、いいなと思ったよ。

    • 中田壮人
      中田

      僕はこの会社で扱っているロジン(松やに)の強みにひかれたな。天然資源で複雑な構造をしていて、人工合成では容易に再現できない。一方で、紙や電子材料、接着剤など多用途に使えるんだ。市場がどんどん変化していく中でも、天然資源は大きな可能性を持っていると感じたよ。

    座談会の様子
  • Topic 02

    仕事にやりがいを感じるのは
    どんな時ですか?

    • 宮崎匠
      宮崎

      お客様の困りごとをどうしたら解決できるか、最初はいつも手探りなんだけど、ブラックボックスを解き明かして求められる性能を実現した時はやりがいを感じるね。お客様から樹脂の製品中に含まれる有機溶剤をなくしてほしいというご要望があり、他部署に相談して製紙用薬品の技術を応用して対応したら「ここまで早く対応してくれるとは思わなかった」と喜んでいただけたよ。

    • 奥村明日華
      奥村

      研究職は、すでにある技術だけではできないことを実現していかなければいけないから、最初は仕事の進め方が見えないことも多いよね。そういう時に周囲の人に協力してもらい、知識を持った人に話を聞いて道筋が見えてきて、自分で文献を調べるだけではたどり着けなかった情報を得て、解決に少しずつ近づいていく時にやりがいを感じるな。

    • 中田壮人
      中田

      みんな研究背景も持っているスキルも違うから、自分なりに課題にアプローチしていく過程は楽しいよね。僕はレオロジーに関しては、部署内で一番詳しいと自負しているんだけど、もっと知識を磨いて他部署の役にも立てるようになりたいな。月に一度の発表会では、各部署で進んでいる研究内容が分かるから、いつも楽しみにしているよ。

    • 中村涼
      中村

      研究って、知れば知るほど、やってみたいことが出てくるから面白いよね。社内や社外で、そのワクワク感を共有して一緒に研究を進めていける時にやりがいを感じるよ。相手がどういうことを知りたいのかきちんとヒアリングして、テーマの周辺情報も仕入れ、実現までのスケジュールを細かく設定して進めていくようにしているよ。

    座談会の様子
  • Topic 03

    これからチャレンジして
    いきたいことは?

    • 宮崎匠
      宮崎

      これまでは実験を重ねて経験と勘で解決するアプローチが多かったけれど、AIやプログラムを使って研究を加速することを検討しているよ。30分かかっていた解析業務が2分で終わることもあるんだ。今後の研究の在り方が大きく変わってきそうだよね。

    • 中村涼
      中村

      天然資源は人間に分かっていない部分がまだまだ含まれているから、ハリマ化成ではデータサイエンスの技術はきっと大きな効果があるよね。松からとれるロジンや脂肪酸、他の新たな天然資源からも、面白い化学素材を見つけたいな。

    • 中田壮人
      中田

      今チャレンジしているのは、ミクロとマクロの橋渡し。化学メーカーだから、みんなミクロは得意なんだけれど、実際に製品を産業化して規模が大きくなると、思い通りに生産できなくなることが多い。そんな時にレオロジーの知識や、バラつきを論理的に扱う統計が役に立つかもしれないから、このあたりをAIに任せてみたいんだ。

    • 奥村明日華
      奥村

      私も、実験データの整理や解析を簡単にできるようなシステムの構築を進めているよ。また、私の部署は海外の開発拠点も多いから、いつか海外で仕事をしてみたいな。いま開発している製品は海外の顧客も視野に入れているから、早く実績につなげて、海外に行けるように頑張っているよ。

    座談会の様子
  • Topic 04

    就活中の学生さんに
    メッセージをお願いします

    • 宮崎匠
      宮崎

      就活の時に、自分にはどんな仕事ができるのか、不安に感じると思います。でも、自分にできることを探したり、これはできないからとあきらめたりするのではなく、自分がやりたいと思える仕事を見つけてほしいと思います。ハリマ化成は、若手社員にも「こんな研究がしたい」という想いを尊重してくれて、大きな裁量権を持たせてもらえる会社です。

    • 奥村明日華
      奥村

      就活はいろいろな人に評価される厳しい時期。でも学業など、学生時代にしかできないことにも忘れずに時間を使ってほしいです。当社では、開発のコンセプト設計や計画段階から若手社員も関わらせてもらえます。学生時代に築いた自分の基礎は独自の視点につながり、強みとして活きてくると思います。

    • 中田壮人
      中田

      就活中は面接官に対して、自分をよく見せようと背伸びしてしまいがち。でもこれから働く会社なんだから、自分を取り繕うのではなくて、自分の素を見てもらった方がいいと思います。自己分析をして自分がどういう人間かうまく表現すると、自分の良さが面接官に伝わりやすくなると思います。

    • 中村涼
      中村

      会社のためにも自分のためにも、等身大でいることは大事ですよね。学校での研究もおろそかにせず、貴重な時間を楽しんでほしいです。ハリマ化成はいろいろなことに興味を持って自由に研究することが良しとされる環境です。開発室を超えた分野横断的な研究も盛んです。興味があればぜひ門をたたいてみてください!

    笑顔の若手研究者