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持続可能な社会への貢献を体現する
ハリマの製品
ハリマの社会貢献
01
人に優しく
大気環境へ負荷をかけない樹脂
世界的な環境問題への意識の高まりに伴い、揮発性有機化合物(VOC)の排出削減と水系化が進展しています。特に、水系樹脂は有機溶剤を使用せずに加工や塗装が可能であり、その利用によりVOCの排出や環境汚染のリスクを劇的に低減できます。このため、塗料、インキ、粘接着剤分野での水系樹脂の採用がますます広がっています。
水系樹脂は、本来水に溶けない樹脂を水中で分散させるために乳化技術が必要です。当社では、原材料だけでなく製造プロセスも見直しを行い、水系樹脂の拡充を進めています。
さらに、無溶剤型のUV硬化型樹脂も徐々に使用が増加しています。この樹脂はもともとVOCを含まず、紫外線照射によって硬化する特性を持っており、環境への負荷を最小限に抑えつつ高性能な製品を生み出すのに役立っています。
関連製品
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粘接着剤用樹脂
(ハリエスター) -
紫外線硬化型樹脂
(バンビーム)
02
プラスチック包装を代替する
紙製品用薬剤
プラスチックは高機能かつ利用しやすい材料ですが、海洋プラスチック問題やリサイクル性の懸念などから、紙材料の製品への代替の検討が進展しています。ただし、食品容器などを紙製素材に置き換える場合、機能性だけでなく安全性も非常に重要です。
紙製品には強度や耐水性などの機能を付与するための薬品が使用されていますが、食品に接触する紙製品に使用される物質は、人体への影響がないように規制で厳格に管理されています。
私たちは、海外のグループ会社と協力し、食品包装用材料の規制が進行している海外市場において、FDA(米国食品医薬品局)の認証を取得した製品を他社に先駆けて開発、販売しています。
持続可能な社会を実現するための製品開発に貢献する。これが私たちハリマの目指すものづくりです。
関連製品
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紙力増強剤
(ハーマイドKSシリーズ、ハーマイドT2) -
サイズ剤
(NeuRoz®シリーズ)
03
松由来のバイオマスを使った樹脂
当社は永らく、天然資源の松から得られる貴重な物質であるロジン(松やに)や脂肪酸を合成樹脂へと加工し、多岐にわたる用途に提供してきました。その一つが印刷インキ用の樹脂です。ロジンの界面活性機能や粘着性を活かして、平版インキ用のバインダー樹脂として使用されています。
また、粘接着剤や製紙製品などにも、ロジンの特性を活かした樹脂が使用されています。一部の塗料においては、脂肪酸を使用した合成樹脂が利用されています。
近年、環境問題への意識が高まる中で、石油を原料とした合成樹脂から、バイオマス原料を活用した合成樹脂への代替の検討が進行しています。当社は、天然の松由来のロジンや脂肪酸の特性を最大限に活かし、新たな用途の開発を積極的に推進しています。
関連製品
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印刷インキ用樹脂
(ハリフェノール) -
粘接着剤用樹脂
(ハリタック、ハリエスター、ハリマック) -
塗料用樹脂
(ハリフタール)
04
リサイクルに適した製紙用薬品
段ボールや新聞紙などの製紙分野において、古紙の再利用が進展しています。しかし、古紙の再利用には課題も存在します。それは、古紙に含まれるインキや接着剤が、ピッチと呼ばれる不純物として残留することです。このピッチを完全に除去することは難しく、再生パルプ材に悪影響を及ぼすことがあります。具体的には、再生紙に汚れや欠損が発生したり、再生工程においてパルプ繊維が破断して短くなることで紙の強度が出にくくなることなどが挙げられます。
当社は、こうした課題を解決するために、ピッチを排除する薬剤や紙の強度を向上させる薬剤を供給しています。これらの薬剤を活用することで、再生紙の品質を向上させ、環境への貢献を促進してまいります。
関連製品
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紙力増強剤
(ハーマイド) -
ピッチコントロール剤
05
自動車の安全性を高める
電子制御部品用材料
自動車産業では、各種制御機能や事故防止技術の搭載、そして電気自動車(EV)の普及に伴い、センサーやその他の電子部品の使用量が急速に増加しています。しかし、自動車内部の使用環境は高温、高湿度、振動などに晒され、非常に過酷であるため、これらの電子部品は高い耐久性を備え、その信頼性が極めて重要です。また、同時に部品の小型化が進展しており、より精緻な実装技術が必要とされています。
これらの課題に対処するために、当社は耐久性に優れたはんだ材料、導電性ペースト、および半導体用の機能性樹脂などを供給しています。当社の製品は、自動車技術の進歩に不可欠な要素の一つとして、お客様に貢献しています。
関連製品
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はんだ付け材料
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導電性ペースト
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半導体用機能性樹脂